口コミで人気の観光施設
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四国フェリーの現状と船舶の推移

四国フェリー株式会社は、瀬戸内海の定期航路でフェリーや高速船を運行している四国フェリーグループの中核をなす企業であり、本州四国連絡橋の完成及び四国連絡橋の料金の値下げに起因する業績悪化で50年間継続して来た24時間運行を完全に廃止した事でも話題となった企業でもあります。

このフェリー会社は、高松港と宇野港を結ぶ貨物定期航路を運行する目的で1956年2月に四国自動車航送株式会社として設立された企業ですが、高度成長期の時流に乗って岡山港と土庄港を結ぶ航路や姫路港と福田港を結ぶ航路など複数の航路を運行していた企業です。

最盛期には、高松港と宇野港を結ぶ航路を1日50往復以上運行していましたが、現在では運航時間を午前7時〜午後8時までに短縮しただけで無く最盛期の10分の1以下の1日5往復まで減便しています。

また、四国連絡橋の完成に伴い高松東港と東神戸フェリーセンターを結ぶニュージャンボフェリーが廃止されました。

四国フェリー株式会社では、旅客定員637名で乗用車60台積載可能な1970年に竣工のニュージャンボフェリーに就航した初代神戸丸の印象が強く、以降1982年と1991年にそれぞれ2代目神戸丸3代目神戸丸がニュージャンボフェリーに就航したもの現在では3隻とも韓国に売却されています。

現在では、総排水量2,927トンの初代神戸丸や総排水量3,269トンの2代目神戸丸に比べて3分の1程度の総排水量1,326トンの第5おりいぶ丸が最も大きな船舶であり、高速船に至っては総排水量19トン〜64トンと小型船が主流となっています。